STORY
人魚のマルドロールは十五才の少女。
大人になった姉たちは人間の世界を見に海の上へ行ったきり帰ってこない。
憧れはあるが、怖くて上の世界へ行く勇気がない。ある時、船が海底に沈んでくる。
その船に乗っている船長ジークフリートに、マルドロールは恋をする。そして魔女の所へ行き、尾びれが人間の足になるかわりに、おしになる薬をもらい、それを飲むのだった。人間になったマルドロールは、気を失って海を漂っているところをジークフリートに助けられる。目が覚めた彼女は喋れなくなっていた。ジークフリートは彼女を自分の屋敷に住まわせることにする。マルドロールは彼を好きになり、彼もマルドロールのことが好きになっていくのだが、そこに婚約者のマリーが旅行から帰ってくる。ジークフリートはマルドロールよりも親の決めた婚約者のマリーを選ぶのだった。
婚礼の夜に、マルドロールは人間に変装したメメと中年のクジラに、ナイフを渡される。このナイフで日の昇らないうちにジークフリートの心臓を突き刺して、その温かい血が足にかかるとまたもとの人魚に戻れる。人魚であれば三百年生きられるが結ばれずに朝を迎えると人間にも人魚にもなれず、泡になって消えてしまうという。
そしてマルドロールのとった結末は・・・
大人になった姉たちは人間の世界を見に海の上へ行ったきり帰ってこない。
憧れはあるが、怖くて上の世界へ行く勇気がない。ある時、船が海底に沈んでくる。
その船に乗っている船長ジークフリートに、マルドロールは恋をする。そして魔女の所へ行き、尾びれが人間の足になるかわりに、おしになる薬をもらい、それを飲むのだった。人間になったマルドロールは、気を失って海を漂っているところをジークフリートに助けられる。目が覚めた彼女は喋れなくなっていた。ジークフリートは彼女を自分の屋敷に住まわせることにする。マルドロールは彼を好きになり、彼もマルドロールのことが好きになっていくのだが、そこに婚約者のマリーが旅行から帰ってくる。ジークフリートはマルドロールよりも親の決めた婚約者のマリーを選ぶのだった。
婚礼の夜に、マルドロールは人間に変装したメメと中年のクジラに、ナイフを渡される。このナイフで日の昇らないうちにジークフリートの心臓を突き刺して、その温かい血が足にかかるとまたもとの人魚に戻れる。人魚であれば三百年生きられるが結ばれずに朝を迎えると人間にも人魚にもなれず、泡になって消えてしまうという。
そしてマルドロールのとった結末は・・・